トーーリニータ!!! category: ◆football
昨夜は久しぶりに西京極行ってきた。 バスが遅延して開始に遅れて、あわててゲートくぐったら、何とも言えない溜め息混じりな歓声。案の定、大分のスコアボードに「1」の字が。その後ジョンスが赤紙で一人少なくなってから、スタジアム全体が「わー、最悪やわ〜」って雰囲気に包まれた中(大分からすれば、奇跡の筋書きへの期待がほんの少しだけ広がった中)、その空気を全く読まない神様の演出なのか、ワラシさんのゴールで京都が同点に追いつく。この時期にだけ、シーズンの最後にだけ、重要な仕事をやってのけるって意味では、相変わらずスーパーサブ的ではあるよなー。 その後は、攻めるしかなくて攻め続ける大分と、必死に守って時折鋭くカウンターの京都との応酬が、延々数十分。カクもアンちゃんもダイゴウも勇人もいない中盤はかなりきついけど、それでもヒロキとソメがよく耐えた。中谷とシジがいるのは心強い。 そしてじりじりした展開のままタイムアップ。 山形が柏に勝ったので、京都は残留にほぼ王手。 まあ、それだけなら今日はかなり満足でハッピーな気分だったと思うんだけど、やっぱりつらつらと考えてしまうのは、目の前で大分の降格を見届けてしまったからでしょうか。 京都応援し続けてなんべんもなんべんも降格の憂き目を味わってますが、実際に目の前で降格したことは無いんですね。で、今日、たまたま大分よりのゴール裏近くで見てたんですが、垣根の向こうで最後まで応援してた大分サポに、本当に感服しました。本当に、本当に、一途で爽やかで。 試合終了後、反対側の京都ゴール裏から「トーーーリニータ!」のコールが上がりました。敬意を込めて、僕も「トリニータ」コールさせていただきました。 次に大分サイドから拍手が起こって、今度は大分サポから「キョートサンガ!」のコール。その後、柵近くに駆け寄って、一番近くで目にあった大分サポの方に「またここに来て下さい!待ってます!」と声をかけたら、笑顔で「ありがとう!来年頑張ります!」って力強く答えてくださった。 ああ、これからも頑張って京都応援します!って思いました。(何より、まだ残留決まってないですし)。 たぶん、声が出てしまうかどうかは別としても、ずっと京都応援してたらおそらく多くの人は自然とこういう反応になるんではないかと思います。きっと、ほとんどの京都サポは心の中で「トリニータ」を連呼してたことでしょう。やっぱり、他人事に見えないんですね。「あぁ」って分かってしまう。察してしまう。 というより、思い出してしまうんだな。辛くて凹んだ過去を。 ですから、今日の感情を支配していたものは、半分は大分サポへ、半分は我が身へのいたわりの心情でもあったのかもなぁ、とか、考えてしまいました。もっとも、京都はどういうわけか財力だけはあって過去降格したときも大幅な戦力ダウンは幸い免れてきたんですが、大分さんは結構厳しいかも知れません。その意味で恵まれてる京都サポとしては、あんまり分かった風に言えるもんではないかも知れません。羨望や嫉妬の対象になってもしゃあないところあるよなぁ、と人事のように思ったりします。 けれどまあ、チームの財力は、僕個人としては、チームに対する感情の根本にそれほど影響する要因ではないかなと思ってます(感情の表面的なところへの影響は大でしょうけど)。少なくとも、西京極で紫まとった人が相手ゴールに向かってボールを蹴っていれば、そのボールがゴールに入ることを祈るだけ。そのボールの軌跡がビューティフルで、蹴った選手の姿がエレガントなら、なお良し。その人のお給料の額は、その瞬間は全く無関係。で、相手が蹴ったボールがこっちのゴールに入ったら悲しむだけ。それがエレガントでビューティフルだったら…悔しいけどやっぱり拍手してしまう。 エドゥアルド・ガレアーノ的。 けど、どんだけ麗しい気分に浸ってても、京都以外のチームが降格の憂き目にあって欲しいと常々願っていた事実は覆りませんしねぇ。そこには大分も含まれているわけで。それに、何より、大分には勝ってないんだよなぁ。その辺は、やっぱり、複雑。 そんなわけで、複雑な心境ではありながらも、今後もせめて今宵の大分サポに対して失礼でない京都サポであろうと、そんな思いだけは確かに噛みしめながら、西大路駅まで長い道を歩いて帰りました。 トーーリニータ!! そして、 キョートサンガ!!! 2009/10/25 02:07 Sun | edit? | trackback(0) | comment(0) CommentTrackbackURL : http://geophil.blog84.fc2.com/tb.php/1654-095a794c |
